女性の社会進出が進み、結婚や出産後も継続して働く女性が増えてきています。
職種や企業によっては女性の比率が高いところもあるでしょう。女性が多い職場で気を付けなければいけないポイントは、実はオフィス環境にあるのです。
女性が多い職場でのオフィスデザインのポイントいったいどんな点に気を付けたら良いのか?女性が多い職場でおさえておきたいオフィスデザインのポイントを見てみましょう。

モノトーン系よりナチュラル系の方が好感度大

近未来的な雰囲気のオフィス、モノトーンでまとめられたクールなオフィス、近代アートが飾られるアーティスティックなオフィス、どれもオシャレですね。でも女性が多い職場ならばそんなカッコいい系よりナチュラル系の方が好まれます。目にもやさしい緑が飾られるオフィス、木の香りが漂うウッド調のデスクやフローリング、お弁当が美味しく食べられて、ほっこりできるナチュラル空間、そんな癒し系なオフィスは女性に好まれるでしょう。

トイレには個人ロッカーを設置

ランチ後や、トイレの前後に洗面所でお化粧直しをするのは働く女性の日課です。それだけにトイレの使い心地は重要。毎回化粧ポーチや生理用品を持参するのはなかなか億劫なもの。最近では各女子トイレに小さなロッカーを設置している企業も見られます。
朝出社したらまず化粧直し後にロッカーにしまい、帰社と同時に持ち帰る。汗ふきシートや生理用品などのストックなどを常時しまっておくこともできて、女性には大変好評です。また、トイレにはウオシュレットと温暖便座など、ハード面の設備が充実していることも重要です。

棚の位置は低めに、収納スペースは多めに

資料を置く本棚、コピー用紙や文具のストックを置く書類棚などは、女性の平均的な身長に合わせて低めに設定しておくこともポイントです。わざわざ踏み台や脚立に乗らずとも物が取れるようにしておくと作業効率も高まります。また、遠くの棚からプリンターまで重い用紙を運んだりせずに済むように、プリンター近くに用紙やトナーがストックできる棚などもあると便利。女性の体形や体力を考慮しながらオフィスをデザインすることは重要なポイントのひとつです。

空調は完璧に!

冷え性の女性にとって、冷房がガンガン効いているオフィスは大きな悩みの種です。特にエアコンの風をまともに浴びる場所だと、ひざ掛けやカーディガンを羽織っても手先や足先の末端からどんどん冷えていきます。だからといって冷房を止めてしまえばエアコンが当たらない席の人が不便に感じる。空調はフロア内でムラなく、均等にあたるよう、広さに適した大きさのエアコンを、最適な場所に配置するようにしましょう。

まとめ

女性の就業率は、今後もますます増えていきます。優秀な女性を集めるためにも、オフィスデザインに配慮をすることはとても大切。
細かな気遣い、心地よい空間、女性にとって働きやすいオフィスは全ての社員にとって心地良いオフィスであることでしょう。