士気とは、人が団結して物事を行なう時の意気込みのこと。この士気を左右するのが、カラーイメージです。そのカラ―イメージを意識してオフィスに反映させれば、士気や成果向上にも繋げられるはず。オフィスをデザインする際に、その部屋の目的に合わせて色を取り入れると効果が期待できます。今回は、オフィスの士気を左右するカラ―イメージの効果を色別に紹介いたします。

赤のカラ―イメージ効果

活力や興奮、勝利、愛情、野望や情熱をイメージすることが多い赤。オフィスなどでは独創的なアイディアを生み出したい部屋や、活力を感じ気持ちを前向きにさせる効果があります。クリエイティビティにしたいITを取り扱う部署に使用すると効果的です。そして赤は目を引き、印象に残ることから、印象付けたい個所や、強調させたい箇所に取り入れると有効です。

青のカラ―イメージ効果

青は海や空といった大自然や水を連想させることから、好感度の高い色です。そして青は興奮を抑え、気持ちを落ち着かせる効果もあります。オフィスでは外回りの多い営業を担当している人達の椅子などにおすすめです。

オレンジのカラ―イメージ効果

オレンジは赤色と黄色の中間に位置する色で両方の色が持ついい所だけを取ってきた色でビタミン的な役割になっています。喜びや幸福感、親しみや元気、明るいといったポジティブな印象与えます。そんな色の効果が発揮できるのが、エントランスやリフレッシュルーム。緊張を和らげる力が出せる状態にする効果を発揮できます。

緑のカラ―イメージ効果

緑は安心感や安定、調和を表す色。木や森など自然を連想させる色で、気持ちを穏やかにし、心をリラックスさせてくれます。黄色と青色の混色で作られている色なので、2つの色が持つイメージを持ち合わせています。そして控え目な色なので他の色とバランスがとれます。
そんな緑は、心や身体の疲れを癒す、疲れ目を休ませる、穏やかな気持ちを与えるなどの心理効果があります。たとえば、リフレッシュルームに使うことでその効果を最大限に発揮できます。

茶色のカラ―イメージ効果

茶色は常に身近にあり、私達の生活に溶け込んだ色です。木や土、大地といった自然を感じさせる色合いは、温もりや居心地の良さなど安心感を連想させます。その色の持つ心理的効果は、緊張の緩和、堅実さ、信頼感、伝統・歴史、高級感。そのため、オフィスに訪問した際に最初に目に入る、中央エントランスなどにお勧めです。

白のカラ―イメージ効果

白色は無彩色で、光を反射します。もっとも明るいこの色は、暗い色を引き立てる効果もあります。また、信頼感や清潔感といったクリーンなイメージを与えるので、好感度が高い色でもあります。他の色を邪魔しないので、オフィスとしてはさまざまなところで使用されている人気色です。清潔さや広さを感じさせたい、エントランスや集中するミーティング室に最適な色です。

まとめ

代表的な7色のカラ―イメージについてご紹介いたしました。私達は普段意識をせずに色々な色を自然に取り込んでいます。オフィスデザインと一緒に色の効果も考慮すると、仕事に関わる皆にとっていい効果があります。色が与える影響は大きいため、ぜひオフィスに取り入れるカラ―イメージや効果を考えてみましょう。