今回の記事ではオフィスに金庫を置くことのメリットと理想の設置場所についてご紹介していきます。また、設置方法についてもお話ししていきますので、これから金庫を購入してオフィスに置いておこうとしている経営者の方は、ぜひ参考にしてください。

オフィスに金庫を設置!そのメリットとは?

1.盗難を防げる

これは誰もがわかることだと思いますが、金庫を設置することのメリットとしてまず挙げられるのは、盗難を防げることです。経営に欠かせない現金や通帳は、盗まれてしまうと会社の運営に大きなダメージを与えてしまいます。しかし、金庫に現金や通帳を入れておくことで、こうした盗難の予防につながります。

2.災害が起きた時に会社の資産を失わずに済む

地震や、それによって起こる火災で会社の資産が紛失するのを防げることも、オフィスに金庫を置くことのメリットと言えます。会社の資産は現金や通帳だけではありません。お客様の個人情報や取引先の情報、法的に保管しなければならない書類など、さまざまなものがあります。

こうした現金や通帳以外の資産は、大きな地震で建物が崩れたり、火災が起きたりした際に紛失してしまいがちです。しかし、金庫の中に保管しておくと、いざ災害が起きてもこれらの資産を失くしてしまうリスクを抑えられます。

特に最近では、耐火性を備えた金庫など、性能に優れた金庫が数多くありますので、目的に合わせて取り入れてみると良いでしょう。

金庫の設置場所はどこが理想?

一般的に理想の設置場所と言われているのは、以下の項目を満たしているところです。

・人目につかない
・管理している人の目が常に届く
・外部の人が出入りするところから離れている
・床の強度がしっかりしている

あなたのオフィスで、この4つの項目を満たしているところがあれば、そこが理想の設置場所と言えます。もし、これらの項目を満たした場所がない時は、オフィスに新しく用意しましょう。

4つある金庫の設置方法

金庫の設置方法には以下の4つがあります。

・アンカーボルトを使用して固定する方法
・壁に埋め込んで設置する方法
・床を補強して置く方法
・そのまま床に置く方法

特に「アンカーボルトを使用して固定する方法」と「壁に埋め込んで設置する方法」の2つは盗難防止に効果的です。そのため、今では主流の設置方法となっています。

金庫の設置方法を選ぶ際のポイント

金庫の設置方法を選ぶ際は、オフィスの空間に合わせることがポイントです。

たとえば、小規模のオフィスなのに、比較的スペースが必要になる「アンカーボルトを使用して固定する方法」を選択すると、オフィスが狭くなり使いづらくなってしまう可能性があります。そうすると、業務の生産性が落ちるなど、さまざまな影響があらわれます。そのため、金庫の設置方法を選ぶ際は、まずオフィス空間とのバランスを考えるようにしましょう。

また、金庫の種類によっては設置方法が限られることもありますので、この点にも注意しながら金庫を設置する方法を選択しましょう。

なお、床に置くだけなどの設置なら自分でできるかもしれませんが、アンカーボルトを使って固定したり、壁に埋め込んだりする設置方法は、なかなか自分でできるものではありません。この場合、専門の業者に金庫の設置を依頼することをオススメします。

まとめ

今回は、オフィスに金庫を置くことのメリットと理想の設置場所、さらには金庫の設置方法についてご紹介してきましたが、いかがでしたか?災害が起きても会社の資産を安心して守るために金庫の設置は不可欠と言えます。

また、災害の他にも、外部の人による盗難など、会社の資産を脅かすリスクは数多くあります。そうした災難を防止するためにも、ぜひ積極的に金庫を活用していくようにしましょう。なお、金庫にはさまざまな種類がありますので、実際にオフィスに設置する際は、その目的とオフィスの設置条件に合ったものを選択していくようにしましょう。