最近では、オフィス内に多目的コーナーを導入する会社が増えてきましたよね。一般的に、社員の憩いの場として使われる傾向にある多目的コーナーですが、導入することで社員側だけではなく、経営者側にどのようなメリットがあるのかをご存知の方は意外と少ないのではないでしょうか。

そこで今回は、多目的コーナーを導入することのメリットと、導入する上で大切なこと、さらには特徴的な多目的コーナーをご紹介したいと思います。

多目的コーナーを導入することのメリットとは

一般には社員同士のコミュニケーションの場であったり、リラックスする時に使ったりすることが多く、社員側のメリットが注目されがちな多目的コーナーですが、実は他にもさまざまな経営上のメリットがあります。

まず挙げられるのは、新たなアイデアが生まれやすいということです。たとえば、PCを持ち込んで作業を行なったり、他部署の人とアイデアを出し合ったりすることで、インスピレーションが高まっていきます。その結果、固まった考えをほぐすことができ、新たなアイデアがパッと浮かぶことにつながっているという事例もあります。

また、会社のアピールになることも経営上のメリットとして挙げられます。近年、オフィス環境に力を入れている会社は数多くありますよね。多目的コーナーを設けることで、社員をはじめ社外の人にも良い印象を与え、たとえば社員の定着率が上がるとか、採用活動の際に応募数が増えるという効果を期待することができます。

多目的コーナーを導入することで、このようなメリットを得ることができます。そのため、社内で刺激的なアイデアが欲しかったり、会社の雰囲気を良くしたりしたい時には、多目的コーナーを設置してみることをおすすめします。

多目的コーナーを導入するために大切なことって？

多目的コーナーのメリットを認識したところで、次に気になるのは「実際に導入する際に気をつけなければならないことってあるの？」ということではないでしょうか。そこで、ここでは多目的コーナーを導入する際に大切となることをご紹介します。

これは当然と言えることかもしれませんが、せっかく多目的コーナーを導入したとしても、社員に使ってもらえなければ意味がありませんよね。社員に多目的コーナーを積極的に利用してもらうために、多目的コーナーの設備は充実させておくことが大切になります。

たとえば、ウォーターサーバーを設置したり、軽食を買うことができたりすると、自然と多目的コーナーを利用する人は増えていくはずです。また、「いつでも使用して良い」という決まりを会社から発信し浸透させれば、利用数の増加を後押ししていくことにつながるでしょう。

たんにスペースをつくるだけでなく、このような環境を整えることが、多目的コーナーをつくる上で大切になってきます。

特徴的な多目的コーナーをご紹介！

ここまでで、多目的コーナーをオフィスに導入することのメリットと、導入する上で大切になるポイントをご説明してきました。では実際にどのような多目的コーナーがあるのでしょうか？ここでは、日本でも多くなってきた多目的コーナーの中でも、より特徴的な多目的コーナーを2つ見ていきたいと思います。

まず取り上げたいのは、屋上テラス型の多目的コーナーです。この多目的コーナーの特徴は、自然の植物を多く取り入れられることはもちろん、屋上から景色を眺められるところにあります。特に眺めが良いところであれば、凝り固まった考えをほぐすのに、この上ない効果を期待することができるでしょう。

また、もうひとつは壁のいたるところにホワイトボードを設置している多目的コーナーです。この多目的コーナーの特徴は、どこでもミーティングができたり、落書きができたりするところにあります。このような空間であれば斬新なアイデアも生まれやすくなるのではないでしょうか。

まとめ

多目的コーナーは、コミュニケーションを深めたり、リラックスしたりする以外にも、会社のアピールになったり、新しいアイデアを創造したりと、さまざまな経営サイドのメリットにもつながります。ぜひ、多目的コーナーを導入し、より良い社内環境を目指していきましょうね。