さまざまな書類や文房具をしまえて、オフィスの整理整頓に欠かせないオフィス家具「ワゴン」。その利便性から、オフィスに取り入れていない会社はないと言っても過言ではありません。

しかし、最近ではワゴンの役割が薄れ「将来的にはいらなくなるのでは?」とも言われています。今回は、そんなワゴンの魅力をおさえつつ、将来的に必要でなくなる可能性についてご紹介していきます。

オフィスワゴンはいらなくなる?

オフィス家具「ワゴン」の魅力

仕事で必要になる書類や文房具などをしまっておけるワゴンは、ビジネスでとても役立つオフィス家具です。その理由には、ワゴンにさまざまな魅力があることが関係しています。

さきほどからお話ししている通り、書類や文房具などをしまい込んでおけることをはじめ、「空いているスペースをうまく活用できること」、「保存量が多く整理整頓でとても便利であること」、「種類が豊富で用途に合わせて使えること」などがワゴンの人気が高い理由として挙げられます。

また、「運びやすいこと」、「頑丈であること」もその人気を後押ししている要因と言えます。このようなさまざまな魅力によって、ワゴンは会社に欠かせないオフィス家具として知られています。

しかし、どうしてこれほど利便性に優れているワゴンが将来的に必要なくなる可能性があると言われているのでしょうか。次の項目では、その理由について見てみましょう。

将来的にワゴンがいらなくなる理由とは?

決して、ワゴンに代わる収納方法があったり、ワゴンより便利なオフィス家具があったりすることで、その必要性がなくなるわけではありません。実はこれには、時代の経過とともに変わってきた働き方などの影響が大きく関係しています。

ワゴンの必要性に大きな影響を与える働き方の代表が「フリーアドレス化」や「ペーパーレス化」です。フリーアドレス化とは、社員に固定のデスクを設けないで自由に席を選択して仕事に取り組めることを指します。これによって、オフィスのスペースが有効活用できるようになります。

また、ペーパーレス化とは、今まで紙で印刷していた情報などを全てデータにしてパソコンやスマホ、タブレットなどで見られるようにすることを指します。これは、印刷代などを抑えたり、どこにいても情報を確認できたりすることで、コスト削減や業務の円滑化を図ることを目的としています。

書類の保存や文房具の収納など、ワゴンを使うことで解決していた課題は今まで数多くありました。しかし、最近ではフリーアドレス化やペーパーレス化などの取り組みによって、そもそもこのような課題があらわれなくなってきています。

そして、こうした働き方の変化は、今後もどんどん加速すると考えられています。そのため、将来的にはオフィスにワゴンがいらなくなるかもしれないと言われているのです。

オフィスの整理整頓に力を入れていきたい場合は、ワゴンを増やすのではなく、思い切ってフリーアドレス化やペーパーレス化などを検討してみてもいいかもしれません。

まとめ

今回は、ワゴンの魅力と将来的には必要でなくなる理由についてご紹介してきました。今では働き方改革によって、ワゴンの役割は徐々に薄れてきていることがわかったと思います。

そのため、もし今からオフィスの整理整頓を行なうのなら、そもそも社員の働き方自体を変えてみてもいいでしょう。オフィスの見た目をキレイに保てることはもちろん、コストを削減できたり、仕事を円滑に進められたりと、さまざまなメリットを得ることができます。

ちなみに、フリーアドレス化やペーパーレス化について詳しく知りたいという方は、ぜひこちらの記事にも目を通しておくことをオススメします。

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