現在、社会情勢の変化で進められている「働き方改革」。

その働き方改革の実現に向けて欠かせないツールが「ICT」です。

ICTとは、人と人の相互通信が実現できる通信技術として、働き方改革の一環で進められている「テレワーク」には欠かせません。

ただ、ICTの重要性は認識していても、

「ICTとは何なのか?」

「どのような種類のICTツールがあるのか?」

「ICTツールを利用するメリットは?」

など、ICTを詳しく理解していない方もいるのではないでしょうか?

この記事では、働き方改革に欠かせない「ICT」の定義や利用するメリットと併せて、一般的に利用されるICTツールの種類とおすすめツールをご紹介します。

目次

働き方改革に欠かせない「ICT」とは?

ICTの定義

ICTの活用はテレワーク導入に不可欠

ICTツールの種類とおすすめツール

WEB会議ツール

コミュニケーションツール

ファイル共有ツール

タスク管理ツール

勤怠管理システム

働き方改革・テレワークでICTツールを利用する3つのメリット

ワークライフバランスの実現

業務効率・生産性の向上(人材不足の解消)

離職率の低下と人材の確保

まとめ

働き方改革に欠かせない「ICT」とは?

働き方改革とは、国が提唱する「一億総活躍社会」を実現するための改革。

働く人びとがそれぞれの事情に応じて、多様で柔軟な働き方が自分で選択できる社会にするための改革になります。

その働き方改革を実現するために欠かせない通信技術が「ICT」です。

ICTの定義

ICTとは、「Information and Communication Technology(情報通信技術)」の略語。

通信技術を活用して「人と人」・「人とコンピューター」をつなげる技術を指し、とくに「Communication(コミュニケーション)」が重要視されています。

ネットワークを活用して情報が共有できる通信技術として、ICTは働き方改革の推進で大きな役割をもっているのです。

そして、ICTをツール化したものが「ICTツール」になり、テレワークには欠かせない存在になっています。

ICTの活用はテレワーク導入に不可欠

テレワークとは、「ICT」を活用した場所や時間にとらわれない柔軟な働き方のこと。

テレワークは働き方改革の切り札の施策として推奨され、ICTツールの活用が不可欠なのです。

テレワークには3種類(在宅勤務・モバイルワーク・サテライトオフィス)の働き方がありますが、いずれもICTツールを活用しなければ実現できません。

ICTツールの種類とおすすめツール

ICTツールも現在は「クラウドサービス」の利用が一般的。

クラウドサービスとは、アプリやソフトなどがインターネット経由で利用できるサービスを指し、ICTもさまざまな種類のツールが提供されています。

WEB会議ツール

WEB会議ツールとは、遠隔地にいる相手と、ビデオ通話でリアルタイムに映像と音声で会議ができるツールのこと。

Wi-Fi環境が整っていれば、時間や場所を問わずに会議に参加できるため、テレワークのなかで利用頻度が高いツールになるでしょう。

【WEB会議おすすめツール】

  • Zoom
  • Google Meet
  • Microsoft Teams

コミュニケーションツール

コミュニケーションツールとは、チャット機能など社員同士で気軽にコミュニケーションがとれるツールのこと。

テレワークの推進で課題の一つになる社員のコミュニケーション不足を解消してくれます。

【コミュニケーションおすすめツール】

  • Chatwork
  • Slack
  • LINE WORKS

ファイル共有ツール

ファイル共有ツールとは、インターネット上に保存したファイルなどのデータが共有できるツールのこと。

「クラウドストレージ」とも呼ばれ、部署やチームで共有フォルダを作成すれば、スマホ・タブレットからでもデータの保存・閲覧・編集が可能になります。

【ファイル共有おすすめツール】

  • Dropbox
  • Google Drive
  • Stock

タスク管理ツール

タスク管理ツールとは、インターネットを通して個人やチームのタスク(業務)の進捗状況が可視化できるツールのこと。

タスク管理用のテンプレートが備わっているので、部署やチームで利用すれば、オリジナルで作成した画面でタスクの進捗状況が簡単に把握できます。

【タスク管理おすすめツール】

  • Trello
  • Backlog
  • Asana

勤怠管理システム

勤怠管理システムとは、社員の勤務日数・勤務時間・残業などの勤務状況がインターネット上で管理できるツールのこと。

勤務状況や労働時間がリアルタイムで把握できるほか、給与システムとの連携も可能なので、労務管理の効率化にも最適です。

【勤怠管理システムおすすめツール】

  • KING OF TIME
  • ジョブカン勤怠管理
  • jinjer勤怠

働き方改革・テレワークでICTツールを利用する3つのメリット

テレワークの推進に各種ICTツールを活用すれば、業務効率の面でさまざまなメリットが得られます。

この章では、ICTツールの利用で得られる3つのメリットをご紹介します。

ワークライフバランスの実現

テレワークにICTツールを活用すれば、「ワークライフバランス」の実現が可能になるでしょう。

ワークライフバランスとは、すべての働く人が仕事と仕事以外の生活との調和をとり、両方を充実させる働き方・生き方のこと。

ICTツールを活用すれば業務効率が格段に向上し、仕事以外のプライベートな時間がもてるようになるため、自然にワークライフバランスが実現できます。

業務効率・生産性の向上(人手不足の解消)

ICTツールを活用するメリットとして、業務効率の向上が挙げられますが、同時に生産性の向上も期待できます。

ICTツールによって業務の高速化・自動化が可能になれば、時間短縮とともにミスの削減にも効果的。

その結果、時間が有効に活用できるため、より生産性の高い業務が可能になるとともに、人手不足の解消も期待できるのです。

離職率の低下と人材の確保

ICTツールによるワークライフバランスの実現で期待できるメリットの一つが、離職率の低下です。

結婚・出産・介護など、プライベートな理由で離職する社員も、ICTツールでワークライフバランスが実現できれば、仕事が継続できる可能性があります。

また、テレワークなど柔軟な働き方ができる職場として認められれば、将来的に優秀な人材の確保も期待できるでしょう。

まとめ

多くの企業で取り組まれている「働き方改革」。

その実現に向けて利用されているのが「ICT」です。

ICTは通信技術を活用した人と人・人とコンピューターをつなげる技術であり、ICTをツール化した「ICTツール」は、テレワークの推進では利用が不可欠。

ICTツールも今ではさまざま種類が提供され、テレワークのなかで利用すれば、ワークライフバランスの実現など大きなメリットが期待できます。

そして、働き方とともにオフィスのレイアウトも、働き方改革を意識したレイアウトが求められています。

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