オフィスには、仕事を進めるうえで欠かせないものがあります。それが「什器」です。什器とは、デスクや書庫、イス、パーティションなどのことを指します。一般的にはオフィス家具と呼ばれることも多いです。

今回の記事では、そんな什器にどれくらいの種類があるのか、オフィスに必要な什器は何か、ということをご紹介していきます。起業前や移転前に、しっかり理解し揃えておくことをオススメします。

オフィスに必要な什器

オフィスに置ける什器はどれくらいある?

オフィスで活用できる什器は、大まかにわけて10種類以上あります。冒頭でお話ししたデスクや書庫、イス、パーティションのほかに、ワゴン、脇机、棚、ロッカー、ホワイトボードなどがオフィスで活用できる什器の代表です。

どれもオフィスに欠かせない什器ですが、オフィスのスペースや業種によっては、必ずしも必要とは言えない種類もあります。しかし、そのなかには必ずオフィスに揃えておきたい什器も存在します。では、その什器とは何か、次の項目で説明していきます。

オフィスに置くべきオススメの什器とは?

当たり前のことですが、デスクとイスはオフィスに不可欠な什器です。そのため、この2つ以外でオフィスに揃えておきたい什器をご紹介します。

✓書庫

書類を保管するうえで書庫の存在は欠かせません。書庫には、引き戸式やオープン式、両開きなどさまざまな種類があるので、用途とスペースに応じて最適なものを選択すると良いでしょう。

最近では書類をデータにして保管する方法も取られるようになってきています。そのため、「書庫は必要ないのでは?」と思われがちです。

しかし、会社の機密文書などはセキュリティ付きの書庫に入れておくほうが安心できますし、取引先から紙で郵送され、紙のまま保管を必要とするものもあるでしょう。そのため、書庫はオフィスに揃えておくべき什器と言えます。

✓ワゴン

ワゴンは、社員が仕事で使う書類などを保管できる什器です。大きく分けて「デスクの下に置くワゴン」と「デスクの横に置くサイドワゴン」の2つがあります。

デスクの下に置くワゴンは、省スペース性に優れていますが、保管できる収納量が少なめ。一方、デスクの横に置くサイドワゴンはスペースを取りますが、保管できる収納量が多め。という特徴があります。

書庫と同様、用途とスペースに応じて今のオフィスにピッタリなほうを選ぶと良いでしょう。ただ、ワゴンは働き方次第で必要でない場合もあります。

たとえば、フリーアドレス制を採用している会社では、社員が固定のデスクを設けていないため、ワゴンの役割は薄いと言えます。そのため、ワゴンを揃えるかどうかは、会社の働き方に応じて決めることをオススメします。

関連記事:オフィスの整理整頓で欠かせない「ワゴン」…将来的にはいらなくなる?!

✓パーティション

パーティションとは、空間を区切る間仕切りのことです。オフィス内を執務室とミーティングエリアで分けたり、エントランスから執務室が見えないように防犯性を高めたりするために使われます。ガラスパーティションや会議室用パーティションなど、いろいろな種類があります。用途に応じて選ぶと良いでしょう。

✓応接用テーブル

オフィスでは、社外の人と商談する機会も多いです。そのときのために、応接用テーブルは必ず用意しておくようにしましょう。また、イスは応接用テーブルとセットで販売されていることが多いので、同時に揃えておくことをオススメします。

✓金庫

銀行通帳など、会社の大事な資産を守るためにも金庫は必ず用意しておくべきものです。金庫の種類も豊富にあるので、用途に応じて選ぶと良いでしょう。

関連記事:オフィスに金庫を置くことのメリットと理想の設置場所とは?

まとめ

オフィスに必要な什器を事前にリスト化し揃えておくことで、事業を円滑に進めることができます。起業や移転を考えている方は、ぜひ今回の記事を参考にして、オフィスに置くべき什器を用意してみてはいかがでしょうか。