企業に義務付けられている、オフィスの健康管理。
オフィスの環境を整えることも、健康管理につながります。

従業員の健康維持は満足度が高まるだけでなく、仕事のパフォーマンス向上にも大きな影響を及ぼします。また、アフターコロナを見据えて、環境を整えることも大切です。

この記事では、コロナ禍に対応できるおすすめのオフィスの環境について、ご説明していきます。


義務付けられているオフィスの健康管理業務

雇用する従業員の健康管理は、法律で定められている企業の義務です。
従業員の生命や身体などの危険から、保護する環境を用意しなければいけません。

法律で定められている健康管理には、身体の健康のほかに精神面の健康を保つことも含まれています。年に一回の健康診断やストレスチェック・年次有給休暇の義務化など、さまざまな項目がありますが、オフィスの環境を整えることも大切です。

快適な職場環境は従業員のモチベーションアップにもつながり、生産性向上が期待できます。また、新型コロナウイルス蔓延により、オフィス環境の考え方も変わりました。ストレスなく、誰もが快適に安心して仕事ができるように、環境を整えていきましょう。

コロナ禍の健康管理におすすめのオフィス環境

新型コロナウイルスの蔓延で、私たちの生活は大きく変わりました。
手指衛生の徹底やマスクの装着が当たり前になり、ソーシャルディスタンスを常に意識して生活しています。

これは、オフィスにも当てはまります。アフターコロナを見据えた「オフィス環境の整備」は急務です。
コロナ禍でも安心して働ける環境を整えるために、どうすればいいのか、大切なポイントをご紹介していきます。

■「密閉」「密集」「密接」を避けたオフィス環境作り

ニュースで何度も耳にした「密閉」「密集」「密接」。
いわゆる「三密」は、オフィスでも避けなければなりません。

密閉を避けるため積極的に作業スペースの換気を行ったり、常時空気が循環できるように空調を整えたりしましょう。密集回避のためにテレワークを積極的に導入したり、時差出勤をしたり、出社する人数を制限する方法もあります。
また、会議やイベントはオンラインで行い、同じ空間に人が集まらない工夫が必要です。
密接を回避するためには、マスクの着用や、人との距離を一定以上保てる環境を整えましょう。また、Web会議やテレワークなどを活用できる環境も整備する必要があります。

■2m間隔などの快適な空間を作る

密接を避けることは安心できるだけでなく、のびのびとした空間で作業できます。
狭くて圧迫感のある場所での作業は、知らないうちにストレスになっている可能性があります。これはコロナ対策だけでなく、精神衛生上もよくありません。

また最近は、座席を決めない「フリーアドレス」スタイルを取り入れる企業が増えました。気分に合わせていろいろな場所で作業でき、さまざまな人と同じデスクを囲むため刺激があり、生産性が上がります。
デスク周りが汚れるリスクも減らせるので、非常に魅力的です。しかし、一歩間違えば「密接環境」を作りかねません。

2メートル以上間隔が空くように座席の配置を工夫したり、アクリル板や透明ビニールを設置したりして、飛沫防止に努めましょう。
また、仕切りのない対面の座席配置は避けるべきです。「対面」か「横並び」にし、最低でも1メートル以上の間隔は空けたいです。

■衛生対策を整える

感染対策を考える上で、「衛生対策」は非常に重要です。
定期的な手洗いや手指衛生を徹底することはもちろん、多くの人が共有する部分は常に洗浄・消毒をしましょう。抗菌仕様に、オフィス環境を整えるのも効果的です。

また、本当に多くの人と共有しなければならないのか、見直しも必要です。共有する必要があれば、最低限の人数で済むように工夫しましょう。

まとめ

従業員の健康管理のため、オフィス環境の整備はとても大切です。
特に、コロナ禍で人々の安心安全への意識も変化しました 。

オフィスも、アフターコロナに対応した環境を整えなければなりません。
「密閉」「密接」「密集」を避け、ソーシャルディスタンスを十分に保てる座席配置や衛生対策は、このご時世において企業で取り組まなければならない課題と言えます。

働きやすく、アフターコロナに対応したオフィス環境を整えたいなら、ぜひ一度お問い合わせ下さい。
さまざまな働き方に合わせて、最適なオフィスデザインを提供いたします。