新しいオフィスを選ぶ上で、内見はとても大切になります。注意深く内見を行なわなければ、入居した後に「失敗した!」と後悔することにもなりかねません。

そこで今回の記事では、物件を内見する際に押さえておきたいポイントと注意点をまとめていきます。

物件を内見する際に押さえておきたいポイント

新しいオフィスを選ぶ際には、駅から物件までの距離や取引先までのアクセス方法など、さまざまなことを考えますよね。

どの部分を重要視するかは会社によって異なると思いますが、以下のポイントだけは押さえておくことをオススメします。

・物件の周辺環境を確認する

まずは、物件の周りに郵便局や銀行、飲食店、コンビニなど、ビジネスを行なっていく上で必要な施設があるかどうかを確認するようにしましょう。

郵便局と銀行が近くにあることで、書類の郵送や取引先との入金関連業務などを容易に行なうことができます。

また、飲食店やコンビニが近くにあることで、社員が遠く離れたところまで昼食を食べに行ったり、飲み物を買いに行ったりし無駄な時間を過ごすリスクを防げるメリットもあります。

・入居している他のテナントをしっかり見ておく

意外に思うかもしれませんが、同じビルに入っているテナントを見ておくことも内見の際に行なっておきたいポイントです。

たとえば、同じビルに学習塾が入っていると、取引先のお客様がエレベーターの中などでワイワイ騒ぐ子どもたちと一緒になる場合もあります。また、飲食店が同じビルに入っていると、働いている時に料理をつくる臭いが気になる可能性も出てきます。

ビジネスでは、お客様の印象や働く職場の環境がとても大切になりますよね。少しでもお客様のイメージが下がったり、職場環境が悪くなったりしてしまわないように、新しいオフィスを選ぶ際は、同じビルに入っているテナントも注意深く見るようにしましょう。

・共用部分をチェックする

オフィスビルでは、エントランスやエレベーター、トイレ、給湯室、ゴミ置き場など共用部分がたくさんあります。内見の際にはこうした部分をチェックすることもポイントです。

特にエントランスは、「会社の顔」とも言われているところですので、大切なお客様にどのような印象を与えるかということをよく確認するようにしましょう。

また、トイレや給湯室など、社員側の目線で気持ちよく使用することができるかどうかを考えることも忘れないようにしましょう。

もし、この部分の確認が甘かったら、お客様や働く社員にマイナスな印象を与えてしまうかもしれません……。

物件を内見する際の注意点とは

新しいオフィスを選ぶ際には注意点もあります。内見のポイントとあわせて要チェックです。

・エアコンの配置を見ておく

たとえば、オフィスを間仕切り(まじきり)したのに、その空間にエアコンがないと、夏は暑くて仕事がはかどりませんよね。

こうしたリスクを避けるためにも、内見の時にエアコンが設置されているところはしっかり確認しておく必要があります。

チェックしておくと、事前に想定していたレイアウトに適した場所にエアコンを増設することもできます。

・電気容量が充分かどうかを見ておく

オフィスビルは、基本的に電気容量が足りるようになっていますが、業種によっては通常の電気容量では足りない場合もあります。

サーバーをたくさん置く必要がある業種の方は、内見の時にブレーカーをチェックし、電気容量が足りているかどうかを見ておくようにしましょう。

この2つの注意点の他にも、あなたの会社の業務内容によってチェックしておくべきポイントがあるかもしれません。

そうした内見の時にチェックしておきたいポイントを忘れてしまうリスクを避けるために、チェックシートをつくり、どこを確認するかを頭の中に入れておくようにすることも大切になります。

まとめ

今回の記事では、内見をする際に押さえておきたいポイントとその注意点についてご紹介してきました。大事なオフィス選びで失敗しないためにも、ここでまとめてきたことは内見のときに知っておきたいところですね。

新しいオフィスに移転するために物件を探しているという方は、ぜひ、今回ご紹介してきたことを参考にしながら、より良いオフィスを見つけてくださいね。