最近では、CGを活用していくつかのレイアウトパターンをつくり、VR(バーチャルリアリティ)空間でそれを内覧できる「パターンオーダーオフィス」が注目を集めています。

今回は、そんなパターンオーダーオフィスについてご紹介していきますので、「CGを活用?それってどういうこと?」と思っている方は、ぜひチェックしてください。

パターンオーダーオフィスの魅力とは?

パターンオーダーオフィスには、さまざまな魅力がありますが、その中でも特徴的なのは以下の2つになります。

・オフィスの内装をCGで再現できる

今までは、オフィスの内装やレイアウトを決める時に、実際に造作する方法が一般的でした。しかし、パターンオーダーオフィスを利用すると、実際に造作しなくてもスマホやPCなどを用いて、視覚的に内装やレイアウトをチェックし、選択することができるようになります。

また、パターンオーダーオフィスでは、CGで内装やレイアウトを再現する時に、いくつかのパターンを制作します。これによって、実際に造作するよりも、床や壁などのデザインパーツを多く用意することができ、物件ごとで異なる空間に合わせたレイアウトデザインにすることができます。

・VRで実際さながらの内装、レイアウトを体感できる

最近、さまざまな分野で活用されているVR。そのVRを活用してオフィスレイアウトを決められるのもパターンオーダーオフィスの魅力です。パターンオーダーオフィスでは、VR上で内装やレイアウトを体感できますので、実際に造作する前にオフィスレイアウトのイメージがしやくなります。

パターンオーダーオフィスのメリットとは?

上記の通り、パターンオーダーオフィスはCGでオフィスレイアウトのパターンをつくり、VRでそれを体感できるところに魅力があります。では、実際にそれを利用することのメリットは何なのでしょうか。

・造作費用を抑えることができる

物件を仲介する不動産会社やテナント側にとっては、CGでオフィスの内装やレイアウトをチェックすることができるため、造作の費用を抑えることができます。

・入居時期を早めることができる

パターンオーダーオフィスの導入前は、基本的にテナントの募集をかける前に内装の造作が行なわれていました。ただ、導入前に造作を行なうと、新しいオフィスを探している人たちのイメージと異なった場合、入居が見送られたり、内装をつくり替えたりすることも起こりえます。

しかし、パターンオーダーオフィスを導入すると、事前にCGで造作した内装をVRで見せることになりますので、こうしたミスマッチのリスクを防ぐことができます。また、内装のパターンもいくつか用意しますので、物件を探している人の要望に応えることもできます。その結果、入居も早期に決まりやすくなります。

これからはオフィスレイアウトもVRの時代!?

ここまででご紹介してきた通り、パターンオーダーオフィスには、大きな魅力とメリットがあります。

また、CGによって会社の規模に合わせてレイアウトデザインを変えることもできますので、不動産屋やテナント側からしても、新しいオフィスを探している側からしても、パターンオーダーオフィスを利用することのメリットは大きなものであると言えます。

今はまだ認知度が低いために、パターンオーダーオフィスが浸透しているとは言えませんが、これから先はVRでオフィスを内覧するのが主流になってくると言っても過言ではありません。

オフィスデザインの手段として、ぜひ積極的にパターンオーダーオフィスを利用してみてはいかがでしょうか?

まとめ

今回は、パターンオーダーオフィスの魅力やメリットについてご紹介してきました。CGを活用してVRでオフィスの内装やレイアウトを確認することができる点で、パターンオーダーオフィスは今後、オフィスデザインを行なう上で必須の要素になってくると言えます。

「より効率的にテナントを決めたい……」、「理想の内装やレイアウトにしたい……」という方は、ぜひCGとVRを活用してオフィスデザインに取り組んでみてください。