オフィスワーカーにとってチェアの機能はとても大切になります。自分に合っていないオフィスチェアであると、姿勢が悪くなり、腰痛といった健康的なデメリットにつながるリスクがあるからです。今回は、より良いオフィスチェアを購入できるように、その選び方のポイントをご紹介していきます。

オフィスチェアの選び方

より良いオフィスチェアの選び方のポイント

オフィスチェアは、主に以下のポイントを踏まえたうえで決めてみましょう。

✓背もたれの高さ

背もたれの高さは、高い順から「ハイバック」、「ミドルバック」、「ローバック」というタイプに分かれます。どこからどこまでがハイバックなのか、またどこからどこまでがミドルバックなのか、というような定義は決められていません。

一般的にハイバックはゆったりとしていて、座り心地に優れています。これにより、安心感を持って作業に取り組めるというメリットがあります。ただ、ミドルバックやローバックより高価であることが多いです。

一方、ミドルバックやローバックは、基本的な性能を備えつつ比較的、安価であるところに魅力があります。また、ハイバックより背もたれが低いことから、オフィスを見渡したときに視界を遮らない、圧迫感を感じないなどのメリットも。しかし、ハイバックほど座り心地が良いわけではなさそうです。

理想の座り心地やコストなどを考えたうえで背もたれの高さを決めてみましょう。

✓ロッキングの有無

ロッキングとは、背もたれの部分を後ろに倒せる機能のことを指します。ひとくちに「ロッキング」と呼ばれますが、そのタイプには3種類あります。1つ目が「背ロッキング」、2つ目が「背・座ロッキング」、そして3つ目が「シンクロロッキング」です。

背ロッキングは背もたれだけが倒れる機能のこと。背・座ロッキングは背もたれと同時に座面も傾く機能のこと。シンクロロッキングは背もたれと座面が別々に可動する機能のことを言います。また、ロッキングが付いているチェアには、ロッキングの強弱機能や固定機能も付いているものもあります。

どのロッキングが良いのか。そもそもロッキングは必要なのかどうかを考えたうえで、オフィスチェアを検討してみてください。

✓張地の種類

張地には主に以下4つの種類があります。

・ファブリック
多くのオフィスチェアで用いられている一般的な素材です。布によってカラーの風合いや手触りが異なるという特徴があります。

・メッシュ
通気性に優れ、サラサラとしている素材です。フィット感が良いという特徴があります。

・PVCレザー
ビニールレザーや合成皮革などと呼ばれる人工皮革です。摩擦や汚れに強いという特徴を持っています。ただ、熱に弱いというデメリットもあります。

・PUレザー
PVCレザーより上質で、柔らかく手触りの良い人工皮革です。耐水性・耐久性に優れ、汚れにも強いという特徴があります。ただ、PVCレザーと同様、熱に弱いというデメリットを持っています。

それぞれの特徴を理解したうえで、オフィスチェアの張地を決めてみましょう。

✓アームレストのタイプ

アームレストには、主に固定タイプと脱着可能なタイプがあります。また、高さを変えられる機能が付いているものもあります。アームレストは、腕を支え疲労を軽減する目的で用いられます。

特に1日中座っているなど、長時間のデスクワークの方はアームレスト付きのオフィスチェアを選ぶことをオススメします。一方、頻繁に席を立つ方はアームレストが付いていないオフィスチェアが良いでしょう。ワークスタイルに合わせて選んでみてください。

✓脚のタイプ

脚のタイプには、樹脂製と金属製の2つがあります。どちらも強度に優れています。樹脂製は軽量で比較的、安価で用意することができます。

一方、金属製は重量があり、デザイン性に優れているので、チェア全体で高級感を出す際にオススメです。自分の好みで決めてみましょう。

まとめ

自分に合ったオフィスチェアを選ぶことは、健康を害するリスクを抑えることにつながります。ぜひ今回ご紹介してきた選び方のポイントを参考にして、自分に合ったオフィスチェアを選んでみてください。

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