オフィスという言葉を聞いてどのようなイメージが頭の中に広がるでしょうか。デスクが綺麗に並び、その端に上司が座っているテレビドラマのようなイメージを持たれている方も多いでしょう。最近では、このようなオフィスづくりは減少しつつあります。空間の無駄などを考えず、お客様にアピールできるオフィスや、今までになかったオフィスを作ろうと考える企業が増加しているのです。企業をどのように成長させるのか、経営戦略に合わせたオフィスづくりを行なうことで社員が働きやすい環境を整え、その結果、業務効率の向上につながります。今回はオフィス作りにできるだけ経費をかけたくないという方に向けて、オフィス作りは経費ではなく、企業を成長へと導く投資であるという考え方を紹介いたします。

世界的な会社はすでに実施している

ニュースでもたびたび話題に取り上げられる仰天のオフィスはたくさんありますが、すべてに共通していることは遊び心があるという点ではないでしょうか。
SNSで有名なFacebookのオフィスは天井がガラスになっており、オフィス全体に日光がふりそそぎます。社員は自由にスケボーで移動し、移動でさえも楽しんでいるようです。
映画で有名なピクサーでは、オフィスのひと区切りが小さな家になっており、映画の中にいるようでとても雰囲気のある空間となっています。この中で業務を行えば映画に使う新しいアイデアが浮かんできそうです。
エナジードリンクで有名なRed Bullのオフィスには大きくうねった木製の板がオフィスの中心を通っています。このとてつもない大きな板からは木のぬくもりと大胆さを感じ取ることができ、業務においても大胆で革新的なアイデアが浮かびそうです。
ここで挙げた企業は、ひとひねり加えたオフィスをつくることで、ニュースやテレビ番組などで取り上げられ、企業の宣伝をすることにも成功しています。また、来客は従来のオフィスではない新しいオフィスを目の当たりにしたとき、心にしっかりと印象を残すことができ、企業ブランディングという点でも大きなメリットとなります。

コミュニケーションの活性化

前述の企業は規模が大きく、オフィスにおいても広いスペースを確保できていますが、一般的な企業にとって現実的なものではありません。しかし、オフィス作りを行う上で、今までにないオフィスを作りたいという考え方を持つことは可能です。例えば、パーテーションで仕切り、丸テーブルに椅子を並べたエリア、カウンターのように窓に向かって黙々と作業できるエリアなど、業務に合った空間を作ることで、社員の働きやすさは変わり、今まで会話のなかった社員同士の交流が始まるということも起きるでしょう。、また、交流を深めることで新たな発想が浮かび、それぞれが協力しあうことで業務効率は格段に上がります。

適した広さの部屋を設ける

会議室がいっぱいで使えないという事態はどこの企業でもよくある場面です。そんな時、そもそも広い会議室が必要なのかという疑問を持ったことはないでしょうか。企業規模や、よくある会議の人数に合わせた小さな会議室を何部屋か設けることで業務がスムーズに進まないといった事態を防ぐことができます。近年ではリフォームなど大掛かりな工事を行わずとも、パーテーションで区切ることでオフィスのレイアウトは自由自在です。何事も業務の内容に合わせることが重要なのです。

まとめ

オフィス作りの際にかかる費用は経費だという考え方を変えて、社員が働きやすい、ワクワクしてモチベーションが上がるようなオフィス作りを考えてみてはいかがでしょうか。実際にオフィスを使う社員の満足度が上がることにより、思いもよらぬ成功が得られるということもあります。企業が成功する未来への投資と考えてオフィス作りを行ってみませんか。