少し前まで、オフィス全体を見渡せるオープンオフィスを取り入れる企業が多かったのですが、近年ではパーティションを導入し、オフィスを仕切る企業が増加しています。パーティションは単に空間を仕切るというだけでなく他にもメリットがたくさんあります。
では、実際にパーティションを活用することでどのようなメリットがあるのでしょうか。企業イメージを向上させるパーティションの工夫を紹介いたします。

パーティションとは何か

パーティションとはオフィスの空間を仕切る間仕切りのことを言います。
仕切りをせず、オフィスを見渡せるオープンオフィスのように他の社員と目が合うことがなく、気が散ることがないため、業務に集中できます。
その結果、業務効率が上がるという理由から導入されている企業も多くなっています。最近ではデザイン性に優れたものもあり、インテリアの要素も持っているため、パーティションで区切った新たな部屋を作るなど、使い道も豊富です。レイアウトを変更する際に移動も簡単なので、オフィスの雰囲気を手軽に変えることのできる多機能なツールなのです。

新たな部屋を作成できる

オフィスの広さを広げるということは難しいですが、パーティションを使用することにより、空間をうまく活用することは可能です。
パーティションで区切ることで、部屋数が足りないために設置できなかった応接室や会議室などを設置することができます。来客が多い企業の場合は、資料などが置かれているところを見せずに応対も可能となるため、スッキリした綺麗なオフィスだというイメージを作り上げることもできます。パーティションを使用することで迷路のようになってしまうという場合には、ドア付きのパーティションを活用することで通り抜けも可能となり、消防法による避難経路の確保にも役立ちます。

レイアウト変更も自在

女性が多いオフィスや人数の少ないオフィスでレイアウトを変更するとなると負担が大きく、時間がかかります。しかし、パーティションを使用する場合、分けて運ぶことができるため、簡単にレイアウトを変更することができます。一面ガラス張りのものやすりガラス調のものなどスタイリッシュなものも多く、コストを抑えながらおしゃれなオフィスに変身させることも可能です。洗練されたオフィスは社員のモチベーションも上がり、来客がある際の企業のブランディングにも貢献するなど、企業にとって大きなメリットがあります。

様々なパーティション

パーティションにはデスク用や生体認証が付いたものなど、様々な種類があります。
デスク用パーティションは、PCでの作業中に向かいの人と目が合って気になるということがなくなり、プライバシーを保護することができます。
生体認証が付いたパーティションは、業務上得た顧客情報を守るための部屋を作るということも可能です。
Pマークを取得されている企業などが増加し、セキュリティ管理の徹底が不可欠となっているため、今後このパーティションを導入する企業の増加が見込まれます。

まとめ

このように以前は目隠しのために立てているというイメージだったパーティションも多様化し、リフォームなどを行うよりリーズナブルで手入れも簡単なため、コスト削減の面から見ても注目されています。
銀行や学校など知らず知らずのうちに様々な場所で使用されているので、購入する前にどのように活用されているのか使用例を見るということも良いですね。パーティションを活用し、オフィスを自分なりの区切り方で区切り、使用しやすく動きやすいレイアウトにしてみませんか。